もち怪獣ブスごんの日記

そこらへんのOLの頭の中だと思ってください

自分で小説を書く

今週のお題「読書の秋」



ども!こっぴぃなんだな!


いつもは食べ物のことばかりをブログに書いてるけど、今日は少し違うことを書いてみようと思う!



実はこっぴぃはあんまり本読まないけど、自分で書いてみたことがあるんだな。


それを少しずつ載せていこうとおもうよ〜



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プロローグ

 

 朝四時、うっすらと霧が立ち込める路地。その中を何かが通り過ぎて行く。

 

 

 猫だ

 

 

 黒色の毛を身にまとい、金色の目を光らせている。よく見ると手の部分だけが白い。俗に言う“靴下猫”ってやつのようだ。足の部分も白いのだろうか。そんなことを考える隙も与えずに猫は細い路地裏へ滑り込む。路地裏にはラクタがぎゅうぎゅうに置いてあり、人間ならば普通に歩いて通れないだろう。しかし、彼(彼女)は猫。意図も簡単にひょいひょいと飛び越えていく。

 

 これからどこにいくのだろうか。何をするのだろうか。そもそもそんなことをあの猫は考えているのか。

 

 

 

 それは誰にもわからない。

 

 

 

 *秀

 

 サンドイッチは料理なのだろうか。

 サンドイッチを料理と呼んでも良いのかと意義を唱える人もいるが僕は料理だと思う。

 

 ここは住宅地に囲まれている公園。遊具に加えて広いグラウンドもある。本日は休日なので子供達が黄色い声をあげながらサッカーを楽しんでいる。それを眺めながら僕はベンチに座った。手には自分で作ったサンドイッチ。僕の一番の得意料理であり、唯一人に出せる料理である。

 

 ああ、最高な気分だ。こんな気持ちを人生で味わったことは一度もないかもしれない。まだ気温は寒いのだが僕の心はぽかぽかしている。

 

 いつもならば、子供達を見ながら、こんな寒い日によく遊べるなとか、この公園は球技が許可されているのだろうかとか、つまらない疑問を持つところである。だが今日の僕はすこぶる気分がいいため、にこにこしながら子供達を見守る。

 

 なぜ僕がこんなにも機嫌が良いのかというと、仕事をやめたからである。

 

 今まで溜め込んでいたストレスが一気に流れ出たような感覚。今の僕はからっぽだ。人は大人になるにつれてたくさんの責任を背負わなければいけない。だがしかし、僕は仕事という責任から、そこから課せられるプレッシャーから、解放されたのだ。

 

 僕が勤めていた所は本当に最悪だった。どのように最悪だったかを説明するのも嫌なほどに最悪。あのまま仕事をつづけていたら僕はいつか死んでいただろう。周りの人達から根性がないとか言われていたようだが、痛い視線を受けながらも僕は晴れてフリーターとなった。

 

 これからどうしようかな。

 

 サンドイッチにかぶりつきながら僕は考えを巡らす。特に次の仕事も考えずにやめてしまったから、何のプランもない。我ながら本当に衝動的なことをしたと思う。しかし、今までもこのように思いつきのまま行動してきた。僕は変に考え込むよりもすぐに動いた方がいいタイプなのだと自負している。なんだかんだそうやって、いつもうまくいっている。きっと今回もなんとかなるさ。

 

ザッ!

 

 そんなことを考えながらサンドイッチをもぐもぐしていると、急に横の茂みから小さな男の子があらわれた。僕は驚き、ベンチからずり落ちそうになる。すると、その子は僕に気づきじっと僕を見つめた。

 

 今思えばこの出会いが、僕の人生の転機だったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 午後五時頃、私はいつものように学校からの帰り道を歩いている。いつもと違うことといえば怒りで足に力が入っていることだろうか。私に気づいた近所のおばちゃんも周りの空気を感じ取り、声をかけるのを諦めたようだ。

 

 私がなぜこんなにも怒っているのかというと、クラスメイトの望という女の子のせいである。望は女子の中でもリーダー的存在で容姿でも能力でも彼女に勝つことができる女子はなかなかいない。その存在感はすごく、クラスメイト以外からも常に注目の的だ。

 

 そんな望が最近、私の幼馴染の優をイジメだした。原因はよく分からない。イジメを止めようと原因を追求しようとしたのだけれど、優は元から内気な子だからあまり自分から話してくれない。望に聞けばわかるのかもしれないが怖くて聞くことができない。優は大丈夫と私に微笑んでくれていたが、さすがに一週間もイジメが続くとその笑顔にも力がなくなってきたようだった。そんな優を見ているとこっちまで弱ってしまいそうだ。

 

 

 イジメをしている望やそのとりまきの女子もきらいだが、それに何もやり返さない優にも、何もしてくれない先生にも、行動できない自分にも腹がたつ。

 

 こんな気持ちに、いつまで耐えればいいのだろう?いつ終わるのだろう?

 

 そんなことを考えながら食べたご飯は全然味がしなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 午前九時、俺は雑居ビルが立ち並ぶ道を歩きながら、足が震えて仕方がなかった。今から会社の打ち合わせ・・・ではなく、宝石店の社長を殺しに行く。スーツを着て、それなりにちゃんとした格好をしているつもりだ。でも、汗の量が尋常じゃない。まだ冬なのに。

 

 なんでこんなことになっているのかというと、俺が貧乏なのがいけないんだ。金がなくて、儲かるバイトを探していたら、頼まれたことをするだけで一千万がもらえるっていうバイトを見つけた。俺はバカだから申し込みボタンをついポチッとしちゃったんだよ。

 

 それで悠々と面接に行ったら、すぐたくさんの強面のおじちゃんに囲まれた。泣きそうだったよ。

 

 おじちゃんたちはこっちを睨みながら、やることを説明してくれた。その内容は宝石店の社長を殺す、方法は毒薬、というなんともシンプルなものだった。

 

 俺は終始ぽかーんとしていた。全てが現実ではなく、マンガか映画に見えた。こんなアトラクションがユニバーサルスタジオジャパンにあったら流行るかなとか考えていた。今思えば自分は何と楽観的だったのだと驚く。今度からプロフィールに楽観的と加えよう。

 

 おじちゃんたちは

 

 「おまえみたいにかわいいやつが毒を仕込んでくるなんて思わないよ。」

 「うまくやれよ。」

 「ほんとうにちょうどいいやつが申し込んでくれたな。」

 

 と、口々に喜んでいた。俺は全然笑えなかった。

 

 おじちゃんは毒の仕込み方も教えてくれた。

 

 「いいか、おまえの行くところは大蘭宝石という店の二軒となりにある事務所だ。そこである取引が行われる。その内容は知らなくていい。そこに俺たちが手配しているやつがもう一人いるからそいつに従えばいい。まあ、なんにせよおまえがすることはただ一つ。お茶に毒薬を入れて、社長の前に出すだけだ。わかったな?」

 

 そう言って俺に毒薬を渡すおじちゃんの目を俺は見ることができなかった。

 

 ただただうなずくしかできなかった。

 




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こんな感じで色んな人間の視点から見た話が進んでいく感じだよ!(ここまで読んだ人がどれだけいるかわからないけど!)




まだまだ話は続くからよかったらまた見てね*´`*♡