もち怪獣ブスごんの日記

そこらへんのOLの頭の中だと思ってください

白が好き【お洒落なカフェ STAND「C」】

白い恋人というワードがロマンティックに感じる今日このごろ。

こんばんは。もち怪獣ブスごん参上です。

 

今週のお題「ホワイトデー」お返しは今のところもらっておりません!!!あげてもないけどな!!!

 

パイの実はあげたり貰ったりしてるけど、それだけだなあ。(小学生か)

 

GODIVAとかいいよなあ。デパートのチョコを買ったり貰ったりするのはまだ先のお話ですよね。楽しみに来年まで生きていきます😭 

 

今日は京都の北の方にある小さなかわいいカフェをご紹介します。

 

【STAND「C」京都】

北野白梅町駅近くのお店で学生さんが割と多かったかもしれません。

 

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こんな素敵なおやつの時間が過ごせちゃいます💓

ラベンダーのチーズケーキ。とホットチャイを。

 

幸せ。ただその一言に尽きる。

 

ゆっくりとした時間が流れます。

 

お店の方も素敵です。中にはセレクトショップもあるのでおしゃれが好きな人はちょっと覗くと楽しいかもです♪

 

隠れ家的カフェ、ぜひ癒されたい方は行ってみてください( ˇωˇ )

 

 

 

 

 

🌸祝🌸卒業生の皆様おめでとうございます

お久しぶりです。

前回まで大学生だったこっぴぃが実は社会人になってもち怪獣ブスごんになっております。馬車馬のように働く毎日でございます。> <

 

どうでも良いと思いますが(笑)

 

🌸今週のお題は「卒業」 ということで、卒業される皆様おめでとうございます🌸

 

学校を卒業される方、転職される方、支配から卒業される方(某曲を思い出しましたすみません)いろんな卒業あると思いますが、終わりは始まりですよね。

ファイト1発です!!!!

 

私は卒業式で泣いたことない人です。

これからも会えるだろう、そこまで変わらないだろうと思うからでした。

でも、実際やはり友達と会うことも少なくなるし、それまでの日常はなくなります。

その事実を時間が経つにつれて実感していきました。

 

その分会う時より楽しい気がしますけどね☺️

 

卒業式とかイベントがなくなっている人も多いと思います。私はあくまで他人事ですが、やはり何となく寂しく思っております。

わちゃわちゃしてる人を傍から見たいタイプ←

 

それはさておき、社会人になったこっぴぃはより美味いものを求めて街をさまよっております。

 

今回はスイーツをご紹介致します❣️

 

~魅惑の紅茶ホットケーキ♥️~

お店:ムレスナティーハウスさん

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結論から言います。紅茶好きな人必食です!!

分厚いホットケーキにバターが乗っていて、紅茶のシロップがかかっています。

口に入れると紅茶の香りがふわぁっと広がり、幸せな気持ちになります。

生クリームもたっぷり横にあるのでつけて食べても美味です。

 

阪急烏丸駅の近くにあるのでぜひぜひ京都に行った際はお立ち寄りください!

 

【心斎橋 鶏Soba 座銀 にぼし店】本気食べする行列ラーメン店

 

🎄クリスマスイブイブ🎄

こっぴぃ IN 心斎橋!

 

はい!今回は大阪編です!いきなりですが(笑)

 

こっぴぃ、クリスマスイブイブは時計をつくりに心斎橋へ行きました🚶

 

そのついでにどこかでご飯を食べようと思い、Googleマップ食べログ、などを駆使して美味しいお店を探しました!

 

すると評価300人越え、★4.4のラーメン屋を発見してしまいました。凄くないですかこの数字!

 

とりあえずお店に行ってみました。

 

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20名様ほど並んでおりました(笑)

 

これはすごい人気店である。こっぴぃ並ぶか悩みましたが、食べるからには美味しいものが食べたいので1時間ほど並びました!

 

 

途中で雨がポツポツ降ってきましたが、店員さんが傘を並んでいるお客さんに配っていて、優しかった〜☺️

暖かいお茶もありました!

 

店内に入るとテーブル二人席がひとつとカウンターが10席ほどありました!

席の間隔が広めなので結構リラックスできます。

席について5分も待たずにラーメンが出てきました!

 

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私は一番人気の【鶏Soba】(大)を頂きました!

 

もう最初のスープを飲んだ瞬間にこれは大サイズでも余裕だと感じました(笑)

思っていたよりあっさりで、しかも深みがあり、さらっと飲める。

美味しいポタージュのような印象。

 

麺は細めでした!ポタージュスープがいい感じに絡みます👍

 

気になるうにょうにょの茶色いのはゴボウでした!これがパリパリでもめちゃ美味しいですし、スープをすってふにゃふにゃになっても違う美味しさがあり、これは素晴らしいと思いましたね!

 

もうこんな感じで感動しっぱなしで食べていたら、一緒に食べている人と会話もあまりないまま食べ進めていました(笑)

 

まあ、しょうがないですね(笑)

 

1時間並んででも食べる気持ち分かりました。

これは心斎橋来る度に思い出しちゃいそう…

 

 

並ぶの大丈夫な人はぜひぜひ!☺️

 

ではでは〜!

 

 

【アジェ 木屋町、松原】大満足の焼肉!

 

 

こんにちは!こっぴぃでーーーーーす!✨

 

もうすぐクリスマスですねえ。

チキンが恋しいですね。

まさか今日の紹介はケンタッキー…

 

 

ではなく!皆さん大好き【焼肉】です!🤤

 

ちょっと高めですからあんまりよく食べることは無いかもしれません😳

でも食べるとなれば美味しいところに行きたいですよね!

 

そんな人にオススメしたいのが

 

【アジェ】さんです!🙆‍♀️🙆‍♀️🙆‍♀️

 

アジェさんは四条と五条の間に【木屋町団栗店】と【松原本店】の2店舗を構えてらっしゃいます、

私はどちらも行きました(笑)

 

ここに来たら✨ホソ✨を食べてほしいんです!想像以上の味だと思いますよ。私は少なくともそうでした!

 

私はあまりいいお肉を食べたこともありませんし、焼肉もあまり行かないので😭(笑)

 

ホソはこんな感じです!

 

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ぷりぷりなんですね〜

頬張るとじゅわっとおいしいのですね〜

そしてなんといっても安いんですね〜

 

三拍子!👏🏻👏🏻👏🏻

 

テンション上がってますが食べればわかると思います(笑)

 

 

 

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これもおいしかったですよ〜🙆‍♀️ユッケかな?

 

 

TKG(卵かけご飯)も黄身がオレンジっぽくて濃厚でした〜☺️箸が止まらなかったです〜😨

 

 

テールもおいしかった〜!友達が感動してバクバク食べてました(笑)

 

全部美味しいんですけどね(笑)全てのメニューを制覇したいです〜

 

どれ食べてもアジェさんは美味しいと信じています!

私は5000円くらい使ってしまったこともあるので学生の方は覚悟して行った方がいいかも😂

 

おなかいっぱい幸せになって帰ってください〜

 

ではでは〜🙋‍♀️🙋‍♀️🙋‍♀️

 

 

 

 

 

【北山 IN THE GREEN】ピザが食べたい!

 

 

みなさん、こんばんは!こっぴぃだよ!

 

 

こんな時間に "お題=ピザ" とかみたらお腹すいちゃうよね🥴(飯テロだー)

 

ということで今日はピザだよ!

 

 

【IN THE GREEN】

 

つい2日前に行ってきました!

 

サラダ、ライスコロッケ、生ハム、鴨、唐揚げ、フライドポテト、ピザ、パスタ×2、鳥のグリル、デザート、それに加えドリンク飲み放題

 

沢山食べたなあ🤤

これで4000円弱だったと思う!

お腹がパンパンになるよ〜

 

ピザはマルゲリータでした!

 

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みみはカリッもちっ、食べやすい味でおいしかった!!!ピザを回しているところも見れてカッコイイ〜

 

外には京都府立植物園があってこの時期の夜はイルミネーションも綺麗だね!

 

 

いい雰囲気で食事も美味しいのでみんなも是非行ってみてね!👍✨

 

 

自分で小説を書く【最後】

 

 

みなさんこんにちは!こっぴぃだよ〜

 

 

最近寒すぎて冬眠してたよ〜(嘘)

 

小説が今回で終わりになるよ。

 

どんな終わりになるかお楽しみに!

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

* 類
 

 午後三時ごろ、私は一日目のテストを終えて、家への道を歩いている。明日もテストがあるから、今日は部活もなくみんな同じ時間に帰っている。いつもの帰り道では見かけないような子も今日はたくさんいて、なんだか不思議な感覚だ。

 

 学校の近くの公園を曲がろうとした時、見覚えのある猫が公園のベンチの上にいるのが見えた。クロだ!私は嬉しくなってクロの元に駆け寄っていった。名前を呼ぶ。

 「クロ!」

 「クロ!」

 自分の声ではない声が一緒に聞こえてきた。ん?聞いたことある声だな。誰だっけ?声のする方を見るとそこにいたのは望だった。私は一瞬息を飲んだ。望は私を見ると手を降って、クロに近寄っていった。

 ここで何も言わずに帰るのもなあと思い、私もクロの元へ行く。

 「類もこの猫のことクロって呼んでるの?」

 望が話しかけてきた。私の方は見ずに。

 「うん。黒いからね。わかりやすいし。」

 答えると、望が笑ってこっちを見た。

 「私もそう。黒いからってクロって呼んでる。一緒だね。」

 望ってこんな感じで話してくれる人なんだな。あんまりちゃんと話したことがなかったから、勝手に気の強い感じかと思っていた。私は少し緊張がほぐれる。

 

 「・・・」

 でも、きまずい。優をいじめていたという事実が二人の会話を妨げる。

 この沈黙を破ったのは望だった。

 「類、私がなんで優をいじめてたか知りたい?」

 私は驚いて望の顔を見た。望はクロを見ていた。そして私が答えるのを待たずに話し出した。それを聞いて私はまた言葉を無くした。

 「優が私の彼氏を取ったの。ずっと私の見方をしてるふりして。」

 私は望の横顔を見つめるしかできない。望はクロを撫でながら話を進める。

 「ずっと私は優に恋愛相談していて、信頼していたの。だから私は彼が優と付き合ったって知って優を許せなかったんだ。」

 開いた口が塞がらなかった。私の知らなかったことばかりだ。今まで望のことを恐ろしいと考えていたが、今では優の方が怖い。ああ、だからこの前優が望にあんなにさげすんだ表情をしていたのか。全ての謎が溶けていくと同時に望のことがかわいそうに見えてきた。

 「望・・・」

 「でもね、優は私や他の子がいじめていても全然へこまなかったの。この間、優と二人で話す時があって、私優が裏切ったことをすごく怒ったんだ。でも優は私に『私はしたいようにしただけ。これが実力なんだよ。なのに、いじめなんてして、望の方が恥ずかしよ。』っていったの。」

 優がそんなことを・・・。私は少し安心した。優は私が思っていたよりも強かった。望が話を続ける。

 「それを言われてから私考えたの。優のいう通りなのかなって。いじめるのやめた。テストもあって忙しかったし・・・。でも、やっぱり優への怒りは消えないんだ。」

 望はクロを撫で続けながら寂しい顔で言った。

 

 しばらく沈黙が続く。私はこれに対してどちらの側にも立てず、何を言って良いかわからなかった。一方で望はあることに気づいて、話題を変えようとした。

 「あれ?クロが首輪つけてる。これなんなんだろ・・・」

 「あ、それ・・・」

 私が話しかけたその時。

 「武さん、あの猫です!」

 と、叫びながら男が走ってきた。

 私と望は驚いて少し身を引いた。男が息を切らせてクロに近寄り、クロを抱き上げ、歩き出そうとした。私たちはとっさに叫んだ。

 「ちょっと変な男の人、なにするの!」

 「なんなのよ!クロに変なことしないでよ!」

 男は私たちに驚き、口を開いた。

 「俺は変な男じゃねーよ!そんなに叫んだら俺が不審者みたいだろ!」

 「不審者じゃん!勝手に猫連れて行こうとしたし!」

 「クロはあんたの猫なの?」

 私たちはこの男への警戒をとかない。

 男は答えようとする。

 「この猫は俺を・・・俺を助けようとしてくれたんだよ!」

 私たちの頭の中ははてなでいっぱいになった。

 「え?」

 「どうゆうこと?」

 この男は頭がおかしいんじゃないかと思い始めた時、一人の警官が歩いてきた。いや、かなりイケメンな警官が歩いてきた。

 「ちょうどよかった!おまわりさん!この男あやしいの!この猫連れて行こうとしたの!」

 「だからあやしくないって!しかも警察につき出そうとするな!」

 望の言葉に男は慌てる。

 警察官は笑って、二人をなだめる。

 「あはは。確かに猫を勝手に連れ出そうとするのはあやしいよね。でもね、この人は危険な人じゃないから安心して。僕とこの人でこの猫を探していたんだよ。この猫は事件の重要参考人だからね。重要参考猫?かな。」

 男は嬉しそうに警察官に話しかける。

 「武さん、やっと見つかりましたね!三日探し続けた甲斐ありましたね!」

 「クロを三日も探し続けたんですか。」

 私は驚いた。そして同時にきっとあの毒薬だと考えて、少し怖かった。あれは本物の可能性が高いんだなと。

 「なんでクロが重要参考猫なんですか?」

 望が尋ねる。

 「この猫はクロって言うのかい?・・・ごめんね、それは言えないんだ。ただ、この猫がいないと悪い人たちを捕まえることができないんだよ。」

 イケメン警官の武さんは口に人差し指を当てて、私たちに言った。イケメン警官にそんな風に言われて、私たちは何も追求できなかった。

 「じゃあ、そういうわけだからこの猫かりてくな!」

 男がクロを撫でながらいう。

 「その人たち捕まえたらクロは解放してあげてね。じゃないとあんたボコボコにするからね!」

  望は男を睨みながら、釘を刺した。

 「わかってるよ!当然だろ!」

 男は少しふてくされる。

 望は武さんには笑顔で手を振った。

 「がんばって悪い人たち捕まえてくださいね♪」

 武さんも敬礼しながら笑顔で答える。

 「了解しました!」

 望の態度の変わりように男は何か言いたげだったが、結局何も言わなかった。

 

 

 男と武さんを見送りながら、私は望の横顔を盗み見た。一度でも毒薬で望を痛い目に合わそうとした自分を悔やんだ。望が優をいじめたのには原因があって、その上優は喧嘩上等な姿勢だったとは。これは二人の問題だ。これから私は二人を中立の立場で見守っていこう。そう思った後、また視線を男と武さんに向けて思った。

 

 あの毒薬はなんだったんだろう。世の中には私の知らないことがたくさんあるな。と。

 

 

 

 

 

 

 

* 秀
 

 

 僕の猫カフェ兼サンドイッチ屋は今、徐々に人気が出てきている。猫を三匹飼って自由にさせているだけでこんなにもお客さんが増えるのかと驚いている。猫の世話や掃除はその分忙しいけれど。僕も癒されるから一石二鳥だな。

 

 今日は休日で、今はカフェの開店前の時間を持て余しているところだ。

 太郎が目の前で猫を撫でている。

 「猫ってやっぱり最高だよね〜。今度僕の家によく来る猫も連れてきていい?」

 僕も猫を撫でながら答える。

 「別にいいけど、多分喧嘩するぞ。でも会ってみたいなあ。」

 「その猫はどんな猫や人とも仲良くなれるし懐くから、多分だいじょうぶだよ!」

 得意げな太郎。

 「ほんとかな〜。」

 笑う僕。太郎も笑っている。ああ、平和だなあ。僕はこんな生活を望んでたんだ。

 

 そんな話をしながらテレビに目を向けた。今の時間は世間のニュースを報道しているようだ。

 ぼーっとみていると昔の同僚たちの顔が出てきた。どうも宝石店の社長を殺そうとした疑いで書類送検されたらしい。今、警察が捜索中だそうだ。

 

 「あいつら早く捕まらねえかな・・・」

 

 僕はなんとなく呟いた。太郎が不思議な顔をして聞いてくる。

 「ん?秀お兄ちゃんなんか言った?」

 

 僕は答えながら立ち上がる。

 「ううん、なんでもないよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

エピローグ

 

 ある日の昼下がり、おばあちゃんが猫と窓際でくつろいでいる。なんとものどかな光景だ。おばあちゃんが猫に話しける。

 「まだやっぱり寒いねえ。あったかいお茶がおいしいよ。・・・ところで首輪は気に入ったかい?その首輪はね、小物入れがついてるんだよ。すてきだろう?私と太郎の写真でもいれようかねえ。」

 猫はおばあちゃんに撫でられながらうれしそうにしている。

 「あら、ちょうどあの子が帰ってきたみたいだね。出迎えに行こうかね・・・」

 

 おばあちゃんと猫は玄関に向かって歩いていった。

 

 

 

おしまい

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

どうでしたかね。(おそるおそる)

 

後輩にこれ見せたら、私の好きな本とかズバリ当てられちゃいました(笑)

 

視点が沢山ある物語を書いてみたかったんだよね〜

 

 

付き合ってくれた人ありがとうございました!!!

 

またね!

 

 

 

 

自分で小説を書く(3)

こんにちは!こっぴぃです💪今日は天気悪いですが、気持ちは晴れやかに行きたいものです!☀️

 

今日も引き続き話の続きを載せていきたいと思います。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

* 類
 

 これって本物なのかな。私は袋を見つめていた。どのくらいの時間が経ったのかわからないほどに。クロはもう眠ってしまっている。

 小さな子供がふざけて、ただの粉薬をいれただけかもしれないし、クロを使って悪いことを企んでいる大人の仕業かもしれない。

 

 可能性を考えるときりがないことに私はうすうす気づいてきた。どっちにしても毒薬なんて私には関係ないものだな。もう寝てしまおう。クロも寝ちゃったし。

 私は布団に入ろうとした。ふと、その時恐ろしい考えが私の頭をよぎった。

 

 『これを使えば望を痛い目に合わせることができるんじゃないの?』

 

 殺すまではいかないにしろ少しの量なら望に苦しみを与えられるのではないかと思った。これで優へのいじめを止められるのではないかと。

 

・・・

 

 少し考えたところで私は首をぶんぶんと振った。私は何を考えてるの?優のためにクラスメイトに毒薬を盛る?そんなことをしたら後から後悔するにちがいない。うん。絶対そう!私は自分に言い聞かせる。もっと他に優へのいじめを止める方法はあるはずだよ・・・。

 私の中の悪魔と天使の戦いは天使が勝ったようだ。

 

 私はそのまま眠りに落ちていった。

 

 

 太陽の光と凍えるような寒さで私は目を覚ました。窓がいつの間にか開いていたのだ。ああ、クロが自分で出て行ったんだな。私はベッドから起き上がり、窓の方に歩いた。クロは鍵が開いていればいつも自分で出て行ってしまうから今回もそうしたのだろう。

 

 次はいつ会えるのかな。昨日はあんまり長い間一緒にいられなかったなあ。

 私は窓の外を眺めながらクロのことを想った。

 

 と、同時にあの謎の毒薬のことも想った。あれは結局本物だったのかな。

 クロに何もなければ良いけれど・・・。

 

 私は窓に鍵をかけて、一階に降りていった。

 

 「おはよー」

 

 

 

 

 

 *統

 

 俺は今、警察官と歩いている。でも別に連行されているわけじゃない。

 あの黒猫を一緒に探しているのだ。

 

 

 俺が猫の首輪に毒薬を隠した後、すぐに警察が入ってきた。そこまでは俺の予想どおりだったけど、おっちゃんに手錠がかけられているのを見たとき俺は驚きで「ひぃっ」と声をあげてしまった。

 

 おじちゃんたちの悪事はとっくに警察にばれていたのだ。警察はこれを知った上で現行犯逮捕できるように取引の現場を見張っていたらしい。なんてことだ。俺もまんまとそれに引っかかり、のこのことやってきたわけだ。

 その後俺は猫のことを話し、こっぴどく叱られた。そんなことをして被害が拡大したらどうするのかと。もっとよく考えて行動しなさいと。それは本当にその通りで俺は「すみません、すみません。」と、ずっと誤るしかできなかった。

 

 そして今、警察官の一人、武さんと猫を探しているというわけだ。

 武さんは俺と同じくらいの年齢で割と話しやすかった。見た目はイケメンで高身長な上に細マッチョ、その上警察官なのだからもう凄いとしかいいようがない。

 「武さん、俺には手錠かけなくてもいいんですか?一緒にいたのに俺疑われてないんですか?」

 ふと、疑問に思い、聞いてみた。

 「それなら大丈夫。君が半強制的にあいつらに命令されてあの場にいたことを僕は知っているからね。」

 俺は驚く。

 「え!なぜですか?」

 武さんは少し得意げに答えてくれる。

 「実は、君が毒薬を渡されている現場を我々警察は隠してあるカメラで撮っていたんだ。もともと警察はあいつらを疑っていたから、しっぽを捕まえようと監視していたんだよ。だから君がアルバイトなのも知っているよ。あともう一つ理由をあげるなら、僕からすれば君はとてもじゃないけど暴力団の一員には見えないよ。」

 武さんは後半部分で少し笑っていた。彼はちょっと意地悪な人なのかもしれない。

 

 俺は少しふてくされながらも納得して、その後も武さんと近所を歩き続けた。あの猫を探して。

 

 

 

 

 

 *秀

 

 あの少年と出会ってからニ年半が経った。僕はなんとかそれなりにサンドイッチの店をオープンさせ、営業していた。美味しいサンドイッチを作るのはもちろんだが、最近流行りの『ツイッター』や『インスタグラム』とやらにも載せてもらえるように、店の内装や外見を僕なりにおしゃれな雰囲気にした。

 

 しかし、甘かった。おしゃれな人たちで一時期はにぎわったものの、今では何人かの常連さん(例の少年を含む)しかきていない。みんなサンドイッチがとても好きなようで、ほぼ毎日の朝ごはんとして買ってくれている人もいる。

 そんな店でもよいようにも思うが、おしゃれな内装や外見にかけたお金をまだ返せていないことが問題だ。大きな借金はできるだけ早く返したいものだろう。しかし、今のままではなかなか返せそうもない。借金取りに追われたり、破産したりするのは嫌だなあ。

 お客のいない、午後二時の店内で僕はため息をもらす。

 

 その時、店の扉の鐘がカランコロンとなった。

 

  「いらっしゃいませ〜。」

 

 「太郎。それは僕のセリフだよ。先に言わないでくれ。」

 「べつにいいじゃん〜。どうせお客さんいないんでしょ?」

 「うるさいな〜。その通りだけどな!」

  

 太郎は椅子に飛び乗り、ニコニコしながら「いつものふたつね!」といった。「かしこまりました。」と僕は答える。

 

 この生意気な少年が、僕のサンドイッチを褒めてくれたあの少年だ。名を太郎という。現在にもそんな名前の子がいるのかと最初は驚いた。しかし、太郎との付き合いが長くなるにつれて、今では太郎って日本男児っぽくていい名前だなと思うようになった。

 

 「今日もおばあちゃんと食べるのかい?」

 太郎の両親は共働きであまり休日も家にいないらしく、太郎はおばあちゃんとよく一緒にご飯を食べている。

 「そうだよ!今日はおばあちゃんがここのサンドイッチが食べたいって言うから買いにきたんだ。またファンが一人増えたね。よかったじゃん〜。」

 椅子に座りながら足をぷらぷらさせる太郎。

 「ありがとうございますと伝えといてくれ。まあ、着実にファンは増えてるんだけどな〜。」

 僕は先ほど考えていた問題を思い出す。

 「けど?」

 太郎が聞き返してくる。

 「お客さんをもっと増やしたいんだ。サンドイッチ以外に何かお客さんを引き付けるような魅力ないかな〜って。」

 こんなことを小学生に相談するのもおかしな話だが。僕は少し笑ってしまう。

 この僕の相談に太郎が考えるポーズをとる。

 「うーん、なんだろうね。お兄ちゃんの顔じゃイケメン店員として人気になるのは難しいもんね。」

 顎に手を添えながら太郎がいう。僕はこの時太郎をしばきたくなったが、手が届かなかったし、サンドイッチを作っていたので諦めた。

 

 しばらくして太郎が口を開く。

 「やっぱ猫じゃない?」

 太郎は思いついたというように、ぽんっと手を打った。

 「猫?」

 僕は思ってもなかった言葉に思わず聞き返した。

 「猫かわいいし、いいな〜と思って!猫カフェとか最近流行ってるんだよ。ごはんもおいしくて猫もかわいいみたいな。僕のおばあちゃんも猫が好きだからよく行くって言ってたよ。どう?」

 太郎はキラキラした目で聞いてきた。たぶん太郎はここに猫がくることで自分がもっと楽しくなると考えて提案しているのだろう。

 「猫か・・・。」

 実を言うと僕も猫が大好きなのだ。老後は猫と共に暮らそうと考えていたくらいだった。それが少し早くなるだけだな。いいかもしれない。しかし、猫を飼うとなるとまたお金がかかってしまう・・・。これは大きな賭けになりそうだな。

 

 サンドイッチを作るのも忘れて考え込む僕を、太郎はくりくりとした目でずっと見つめていた。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

進んでいるようであまり進んでいないようなところですね😳

 

次の回で最後になります!

どのような終わりになるのかみなさん想像してみて下さい(。・ω・。)

 

 

ではではこれでっ♪ばい!